人材育成、組織マネジメント

「やりがいを感じて、共有する」職場づくり
フリートークイベント「やってますか?オフィスのカイゼン!」を8月19日にオンラインで開催しました。「仕事のやりがいとその共有」についての熱いディスカッションでのポイントをご紹介します。

7月もあっという間に最終日。あ、ブログを書いていない? 今月は新著の原稿作業が遅れ気味で、そちらに集中・・・言い訳です、すみません! コロナ禍は収まる兆しがなく、生活や経済に大きな影響を与え続けています。 残念ながら「コロナ後」という状況は見えず、「新常態」として腰を落ち着けて考え、行動しなければなりません。...

人材育成、組織マネジメント · 11月 16日, 2019年
 先月参加したMOT研究会の会合でいただいた、玉川大学名誉教授野渡正博氏の「グローバル インダストリアル チーム ダイナミックス」を読みました。学位請求論文としての著書なので統計学的な解析など難解な部分もありましたが、研究目的にかかる問題意識、先行事例がほとんどない中での独自の手法の構築、さらに広範囲なアンケート調査と入念な解析など、大変勉強になりました。  「チームワーク」という言葉は仕事の場面でよく使われる重要なキーワードですが、野渡氏は暗黙知としてしか使われていないことに着目し、これを形式知にすべく研究に取り組んでいます。製造業における生産性に影響する因子を抽出し、その影響の大きさを、階層別、規模別に分析し、かつその因子相互の関係も明らかにすべくさまざまな調査をしています。仮説を立て、アンケート調査の解析により実証していますが、その中で「唯一却下された仮説」がとても興味深い内容でした。  それは「リーダーの実作業参加度の増加は必ずしもメンバーのチームワーク認識を向上させるわけではない」というものです。これを読んで、私はかつて体験した、金融機関の事務センター時代の仕事を思い出しました。  決算期など、山と積まれた仕事を前に残業が続くことがたびたびありました。私が知っているあるセンター長は、そういう時には必ずと言っていいほど作業の中に入って、「検印」と言われる作業に参加していました。そして、ほかの幹部社員が通りかかると「まだ終わらないんですよ~」と訴えるのです。  それから2年後、たまたま私がその後任者となりましたが、まったく違った行動をとりました。まず現場を回ってみんなが仕事をやっている動き、表情などを観察しながら激励することに努めました。これは失敗学会で畑村洋太郎先生から教えられた「三現主義」(現場、現物、現人)の実践でした。しかし、自分が作業に入ることはしませんでした。判断すべき立場の人が繁忙状態の作業に入ってしまうと、ちょうど砂漠に落とされた一滴の水のように消え行ってしまい、本来の機能が発揮できないと考えたからです。そして、どこに問題がありそうか、それはどうすれば解決できそうかを考え、課長連中と相談しながらひとつでもふたつでも手を打ちました。  もしかしたら、「上司がいっしょにやってくれる」光景は部下の人からはとても魅力的で、私のような行動は冷淡に見えたかもしれない、と思うこともありましたが、上記の著書で紹介された実証結果は、異なる傾向を示していると言えます。マネジメントの立場から、現場の実態を見ること、現場の苦しみと喜びを共感することはとても重要ですが、本来の重要な仕事は、それを踏まえて資源配分や業務改善についての采配を振るうことだと再認識した次第です。「日本の生産性の低さ」を考える際、ひとつの重要なヒントであるように思えます。 #上司 #管理職 #チームワーク #生産性

「それはあとで女の子に頼んでやってもらえばいいよ。」 これは、今からちょうど40年前、私が信託銀行に入社し、社会人1年生として働いていたときにたまに耳にする会話だった。 「女の子」とは女子社員のことであり、「それ」とは比較的単純な作業である場合が多かった。...

 社会人の立場で学んだ早稲田大学理工学術院創造理工学研究科経営デザイン専攻時代の恩師、光國光七郎先生から本書を頂戴し、懸命に読んだ。...

出席した営業会議で、顧客に不利益が生じる懸念のある不本意な商品販売の目標が割り当てられようとしていました。 私は、勇気を出して「これには反対です、このようなものは売れません。」と発言しました。 すると、数人の同席者は薄笑いを浮かべ、上司は「いいよ、その代わり給料下げるから」と言い放ちました。...

パワハラ規制法が成立しました。パワハラに関する苦情が増加し、社会問題化していることが背景となっているようです。...

大事な接待や付き合いで、ついつい飲みすぎ・・・という経験をお持ちの方も多いと思います。 また、「つい仕事が忙しかったので・・・」という状況の中で無理をしてしまい、健康を害するということもあります。 「体が大事」をわかっていても、何か他に強く作用する状況や動機があると、選択を誤ってしまうのです。...