料理の「さしすせそ」をご存知の方は多いと思います。和食の味付けの順番として、「砂糖、塩、酢、醤油,味噌」が良いとされる昔らの知恵を語呂合わせで表したものです。
工場のモノづくりでも、作業手順や、個々の作業の回数、時間などについて決められています。
これがバラバラだと品質が不安定になり、また効率も悪くなるからです。
このように作業の手順や仕様について、いつ、だれがやっても同じようにできるように整備することを「標準化」と言っています。
私は、事務などのオフィスワークについてもこれが必要と考え、信託銀行の現場マネジメントの中で実践・指導し、また現在のコンサルタント業の立場でもお客さまにそのことを伝え、改善のお手伝いをしています。
最近、医療(特に個人経営のクリニック)でも標準化が必要と考えていらっしゃる医師の方と出会いました。
医療はカルテなどの情報系の管理と、注射や手術などの処置系の仕事を連携させて進める必要があります。
そのような業務構造の中で、ミスやトラブルを防ぎ、また人が交代しても安定した治療を行うためには、標準化が必要と考えられます。
一方、その医師のお話では、これまで「標準化」という考え方は医学の世界ではあまり語られていないとのことでした。語られていないから必要がないか?という言うと、その医師は「絶対必要と考え、自分は実践している」とおっしゃっています。
私はこれまで、製造業から学びながらオフィスワークの分野の業務改善に取り組み、その一環として標準化のサポートをしてきましたが、いよいよこれを医療分野に応用するチャンスが来た!と感じています。
#標準化 #品質 #事故防止
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