· 

組織マネジメントを考える

パワハラ規制法が成立しました。パワハラに関する苦情が増加し、社会問題化していることが背景となっているようです。
「マネジメント」の定義も変わってきました。従来は、以下にトップの方針を部下、組織に浸透させ、組織の目標や課題を効率的に達成するか、という観点でした。最近のマネジメント関係のセミナーでよく耳にするのは「(上司から)支援されていると感じてもらうこと」という考え方です。
今年の春上梓した「現場からはじめる働き方改革」(きんざい)では、共著者の佐貫総一郎さんがワークライフバランスのコンセプトとして「上司は部下の生活や考え方を理解し、業務上の管理に反映させるべき」と説いています。私自身、このような「寄り添うマネジメント」の必要性については、今回佐貫さんから大いに学ばせてただきました。
今週、「対話型組織開発」(ジャルヴァース・R・ブッシュ、ロバート・J・マーシャック著 中村和彦訳 英治出版)を図書館で借りました。組織に関する考え方として、「啓蒙型=客観的に正しいもの、あるべき姿がある」という従来の考え方に対して、「社会構成主義=語られる言葉や、その時々の関係性から世界が創られる」と主張する流れがあることを知りました。
働き方改革から、さらにイノベーションへ向かう組織を考えるとき、さらに新しい考え方を学ぶ必要があるのでは?と感じています。
「現場からはじめる働き方改革」(きんざい)  

 

#パワハラ #働き方改革 #組織マネジメント