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「オフィスワーク生産性マネジメントシステム」へのチャレンジ

 7月8日(金)にオンライン開催された日本システムデザイン学会の定例研究会で、「オフィスワーク生産性マネジメントシステム」のテーマで発表しました。

 同学会では、今年度の定例研究会のテーマを「両利きの研究会~システムデザインの新たな可能性の探索と深化を目指して~」としています。「両利き」とは、探索(イノベーションなどの新しい課題)と深化(コンプライアスを含む既存課題)を両立させながら事業活動を進める、というイメージです。

これを実現するために、経営方針を日々の現場活動に確実に反映させ、トラブルやクレームの発生を抑制するための取り組みを着実に遂行し、それらの成果を「生産性」という指標で定量的に評価する手法について、弊社が進めている研究の状況を報告しました。

 

 そもそも、「オフィスワークの生産性」という問題の設定が適切か?ということを含め、当日の参加者からご意見、ご助言をいただくことを目的に発表しましたが、「オフィスワーク分野では生産性の評価や管理は難しいが、必要である」という点をまず確認することができました。

 そして、真の効率化には、仕事の成果(プラス面)だけではなく、トラブルや手戻りによるロス(マイナス面)の管理も重要という点でご賛同をいただくこともできました。

 さらに今後の課題についてもいくつかご助言をいただきましたが、「今日の改善活動の効果が発揮されるのは来年」というような、原因と結果のタイムラグの管理をどうするか?という点が、このシステムにとって重要な課題と再認識した次第です。

 また、「DX時代へ向かう今、このテーマの必要性は?」というご質問もいただきましたが、DXを進める活動を効率的に進め、同時に足を引っ張るトラブルを抑制するためにもこのシステムは効果が期待できる、ということを確認しました。

 今回、このような貴重な機会をいただいたことに感謝するとともに、この実績を踏まえて、今後さらにマネジメントシステムとして完成し、経営と実務に貢献できるよう取り組んでいく所存です。

 

当日の発表資料は、以下の同学会ウエブサイトのページからダウロードできます。

 

#オフィスワーク #生産性 #両利き経営 #システムデザイン